【本日のまなび】「慮る」の読み方は?おもんばかる?おもんぱかる?

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▼今日の議題

ニュースで「おもんぱかった」という表現を見かけて、誤字かと。でも、新聞社の記事だったのでそんなはずはないと思って調査してみました。

▼調査結果

「慮る」は、おもんぱ(pa)かるが正解。おもんば(ba)かるでも、まあいいよぐらいの扱い。 

▼結論

「おもんぱかる」なんて、字で見ても音で聞いても違和感しかないが、読み方として正しいのはこっち。ただ、漢字で書いても平仮名で書いても、読み手にわかりにくい可能性があるので、web上の使用は避けた方がいいかも。

【本日のまなび】元?下?基?“もと”の使い分け

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▼今日の議題

「もと」を間違いなく使い分けるには?

▼調査結果

・元 ・・・ものごとのはじめのこと。火事の元、販売元など。

・基 ・・・土台となること。検査結果を基に、法律を基になど。

 

・下 ・・・下、手段、根拠。白日の下、法の下など。

 

▼結論

元か基かで迷ったときには、「土台」という言葉を一旦当てはめてみて、違和感がなければ「基」にする。どうしてもわからない場合には、平仮名にすればよい。

【本日のまなび】ブーケと花束の違いって?

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▼今日の議題

ブーケと花束は同じものを指すのか?違うのか?

▼きっかけ

「ブーケ」という言葉を花束と同じ意味で使用した文章があって、正しいのか疑問に思った。

▼調査結果

ブーケはそもそも「花束」という意味のフランス語。日本では一般的にはウェディング用の花嫁が持つ花束を指すことが多い。

花束と比べると茎の部分が短く、全体に丸い形のものを意味するようだ。

▼結論

花屋のギフトでも、丸いものをよく見かけるがあまりブーケとは言わない様子。結婚の話題以外では使わない方が誤解がないと思った。

【本日のまなび】「社会人」とはなんなのか?

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▼今日の議題

「社会人」に含まれるのはどんな人なのか?

▼きっかけ

「社会人」という言葉を、企業で働く人という意味で書いてある文章があり、疑問に感じた。

▼調査結果

「学生」に対して「社会人」という言い方をするようで、「学生以外」ということ以外ははっきりしたことが分からなかった。

▼結論

経済産業省で提唱している「社会人基礎力」というものがある。

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱しています。企業や若者を取り巻く環境変化により、「基礎学力」「専門知識」に加え、それらをうまく活用していくための「社会人基礎力」を意識的に育成していくことが今まで以上に重要となってきています。

企業に努める人が対象のようにも思えるけれど、主婦なども対象にならなくもない曖昧な内容。つまり、「社会人」の定義というものは「学生ではない」ということ以外は曖昧なので、不用意に使用しない方がよい。

【本日のまなび】誤用の多い「確率」と「確立」

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▼今日の議題

「確率」と「確立」の正しい使い方

▼きっかけ

「確立が高い」という表現を見て違和感があった。

▼調査結果

確率 ・・・ 物事が発生する可能性の大きさを表す数値

確立 ・・・ 物事をしっかりと定めること

▼結論

「可能性が高い」ことを示したい場合には、「確率が高い」が正解。当たり前だけど、「確立する」とは言うけれど、「確率する」とは書かない。

全く違う言葉なので、誤用には注意したい。

【本日のまなび】「タイトル」の後ろに「小見出し」は、おかしいのか?

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▼今日の議題

「タイトル」の下に「中見出し」を無視して、「小見出し」が来るのはおかしいのか?

▼きっかけ

段落構成で、「タイトル」の後ろに「中見出し」なしで「小見出し」が来るのはおかしいのではないかと言われた。

▼調査結果(使用頻度高い順)

タイトル ・・・ 記事のタイトル。必ずあるべき。

小見出し ・・・ 段落ごとにつけられる見出し。大抵の文章に存在する。

大見出し ・・・ 小見出しよりも大きなくくりの見出しで使用。

中見出し ・・・ 比較的レアな存在。段落を細かく分けたい場合にのみ登場する。

▼結論

実は密かに大見出しとタイトルを同じものだと思っていたけれど、それはちょっと間違っていたかもしれない。下記のような構成もありえるらしい。

・タイトル

 ・大見出し(中見出しと呼んでもよいかも?)

  ・小見出し

  ・小見出し・・・

 ・大見出し(中見出しと呼んでもよいかも?)

  ・小見出し

  ・小見出し・・・

更に細かく分けたい場合にやっと「中見出し」が登場する。

・タイトル

 ・大見出し

  ・中見出し

   ・小見出し

   ・小見出し・・・

  ・中見出し

   ・小見出し

   ・小見出し・・・

つまり、本文中の段落ごとの見出しが「小見出し」しかないということも、おかしなことではない。逆に、「小見出し」ありきで、さらに細かく分ける場合には、「大見出し」「中見出し」の順番に上の階層に追加していくものらしい。

【本日のまなび】「言う」「云う」「いう」の使い分け

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▼今日の議題

「言う」「云う」「いう」の違いは?

▼きっかけ

久しぶりに「云う」という書き方を見かけて、これは正しいのか?と疑問を持った。

▼調査結果

言う ・・・ 自分の言葉で言うこと、発言に関するもの

云う ・・・ 他人の言葉を引用する時に使う(「伝」の元になっている)

いう ・・・ 実際に言ったことでないものに使う

▼結論

・【言う】自分で言ったことには責任を持つべきだ。私はそう言った。

・【云う】昔から「光陰矢のごとしと」云われている。

・【いう】時間というものは、そういうものだ。

Web上では「云う」という言葉をほとんど見ないので、使用しないのが一番よさそう。「言う」は「言う」行為を伴う内容なら使って良さそう。「いう」という言葉が使用頻度が高そう。